子犬のしつけ

芸が得意な犬はお利口なの?芸だけでは愛犬からの信頼は得られない


すぐちゃん
すぐちゃん
こんにちは、ドッグトレーナーの根本すぐるです!(@sugudog0801)

 

得意げな顔で芸をしているわんちゃんをみて、「かしこ〜い!、なんてかわいらしいの〜!」なんて感じたことはないでしょうか?

そんな犬の姿をみて、「しつけに困ってないんだろうな〜」と羨ましく感じるでしょう。

しかし、実際にはそんなことなくて、散歩中に他の犬に吠えてしまったり、芸を教えているときだけしか信頼関係を築けていないと悩んでいる飼い主さんも多いのです。

 

そこで今回は、

  • 犬が芸を上手にできる犬はお利口なの?
  • 今後のしつけに役立つコマンド(芸)の紹介

について解説いたします。

 

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犬が芸を上手にできる犬は本当にお利口なの!?

おすわりやお手、もってこい、ちょうだい、などなど一般家庭でも犬に芸を教える方は多いです。

飼い主の目をみて、ピシッと言うことを聞いている姿はかっこいいですよね。

そんな犬の姿をみた人が、「あら、賢いわんちゃんね〜」って褒めてくれることもあります。

 

でも意外なことに、いろんな芸ができるのに肝心なところで、飼い主さんの言うことを聞かない犬もいるのです。

 

私が先日、カウンセリングを受けたお客様の出来事です。

ココ(トイプー)はとても賢く、飼い主さんも芸を教えることが好きなので、スワレ、フセはもちろんのこと、「もうふ!」っていうと、床に敷いてある毛布を噛んだままクルッと一回転する凄技ができます。

この犬は、おやつを使って芸をするのが大好きですし、人とコミュニケーションを積極的にとりたがるのもあって、芸を楽しんでいることに長けています。

飼い主さんも芸を教えることを楽しんでいますし、コミュニケーションの一つとして、芸を教えることがとても役立っています。

 

ただですね、こんなに飼い主さんとコミュニケーションをとれているから、普段の生活もさぞかし素晴らしいに違いない…かと言うとそうではありません。

ココは、散歩に行くと他の犬に吠えるのです。

特に嫌いな犬には、2本足で立って、吠え続け興奮しまくるのです。

そこで、飼い主さんが「NO!」と叱ってもココは堂々と無視し続けます。

 

すごく賢くて、飼い主さんの指示を聞いて、たくさんの芸ができるのに、なぜ他の犬に吠えることを止められないのか…。

 

「芸」とは、ある行動を強化させることなんですね。

ココの場合は、毛布を噛んでクルッと回ったら、飼い主さんが大喜びして撫でてくれます。

それがココにとっての喜びでもあります。

飼い主さんが大喜びすることをご褒美に、ココは飼い主さんが意味していることを必死に理解し、言葉と「もうふ!」を結びつけているのです。

 

間違いを叱るのではなく、正解を導きだすように重点を置いています。

ココが間違った行動をしても、叱ったりはしません。

ただ、「あぁ違うなあ」くらいの反応。

でも、「もうふ!」ができたら、飼い主さんが大喜び←これ正解!という流れですよね。

 

そして、散歩中の吠えです。

これは強化ではなく、矯正になります。

ココの間違った行動を矯正することは、行動を強化させる(伸ばす)ことは、正反対です。

 

私はこのような場合、逆の関連付けをします。

飼い主さんがやめてほしいと思っている犬の行動と嫌な経験を関連付けさせるということですね。

矯正のタイミングも大切ですし、しつけの道具の使い方やテクニックも利用するにしても、犬と人の基本の関係もここでは大いに関わってくるのです。

 

すぐちゃん
すぐちゃん
残念ながら芸を通してだけでは、犬からの信頼を得られないことも多いです!

 

ココの場合は、芸を通して、飼い主さんとのコミュニケーションは取れていましたし、関連性を築くのに最も大切な散歩も一日数時間行っていたので、他の犬への吠えがダメであることを教えるとすぐに理解しました。

「うちの犬のスワレは芸ではない!」ということであれば、犬が散歩中に吠えるといったような問題があるとき、その場でスワレやフセをさせることで回避できますよね。

 

犬の行動で強化したいことと、矯正したいことがゴチャゴチャになってしまうと、

しつけはできているのに言うことを聞かないんです…。

という謎な相談が生まれるわけです(笑)

 

犬に教えるばかりに重点を置かずに、どうしたら尊敬を得られるような関係性を築けるかに少し意識を向けると、愛犬との生活も変わってくると思いますよ!

犬のしつけに役立つ芸4選

愛犬に芸を教えていく中で、しつけに繋がるものがあるんですね。

そこで、飼い主さんが愛犬と一緒に楽しめて簡単にできる芸をいくつか紹介していきますね。

犬の芸:オスワリ

オスワリってしつけの中で多く使われますが、立派な芸の一つです。

教え方も非常に簡単で、むしろ教えなくてもごく自然と覚えてしまうこともあります。

どんな犬にでもできるオスワリですが、普段の日常でどのように活用されるのか…

それは、散歩中の信号待ちをするときやご飯をあげる際に有効です。

 

犬って、自分が楽しいと感じたことは我を忘れて、そのことに集中します。

例えば、大好きな散歩中に、道路を無視して渡ろうとする時があったとします。

その時、飼い主さんがオスワリと言うことで、愛犬の楽しいという興奮状態を落ち着かせることができるんですね。

 

つまり、未然に交通事故を防ぐことができて、愛犬を守ることができます。

こんなに簡単にできるオスワリでも、愛犬と生活していく上で必要なしつけとなりますのでお忘れなく(^ ^)

犬の芸:フセ

オスワリとは違って、フセは飼い主さんが自主的に教えないとフセを覚えることは、まずありません。

だけど、愛犬にフセを教えることで、飼い主さんの心の余裕が生まれるのです。

 

例えば、愛犬を連れてドッグカフェでランチをする際に、フセをして落ち着いてくれれば飼い主さんも愛犬のことを気にしすぎず、楽しく食事ができたりもします。

落ち着きのなさが原因で、愛犬と一緒におでかけができなくて悩んでる方は、フセを覚えさせてみてはいかがでしょうか?

犬の芸:モッテコイ

愛犬と一緒におもちゃで遊んでいたら、つい投げて欲しくて飼い主さんの元に笑顔で持ってきたりするなんてことありますよね?

だけど意外にも、おもちゃやおやつがないと、来てくれないということが非常に多いのです。

いわゆる呼び戻しができない飼い主さんが多いのです。

 

モッテコイは呼び戻しに繋げられることができて、愛犬とより深い信頼関係を築くことができます。

また、リードを誤って離してしまった場合でも「おいで〜!」と呼び戻しをすることで未然に事故を防ぐことができます。

犬の芸:ルック

ルックは愛犬と目を見つめる芸です。アイコンタクトとも呼ばれていますね。

ルックができると、愛犬との信頼関係を作る土台となります。

また、ルックということで、愛犬が飼い主さんの目をみて注目するので、しつけとなる指示を聞くようになります。

 

何か芸を始めるなら、まずはルックを覚えさせておくこと飼い主さんが愛犬に求めている行動に近づくようになります。

まとめ

以上、芸が上手にできている犬はお利口なの?、しつけに繋がる芸についてお話しました。

もう一度お伝えすると、

犬が芸を上手にできるからといって、お利口な犬とは限りません。

その裏には、散歩中に吠えてしまう犬や飼い主さんに噛んでしまう犬もいます。

 

そのような場合は、愛犬に芸を教えることは一旦置いといて、普段の日常生活を見直し、飼い主さんが本当に悩まれている問題を先に解決するようにしましょう。

 

また、本文中でもお伝えしましたが、これからのしつけに繋がる芸もご紹介していますので、参考にしてみてください。

 

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