「犬のしつけ道具って必要なの?」
今回はこんな飼い主さんの疑問についてお話します。
結論からお伝えすると、道具は犬のために使うものではありません。飼い主である人のための道具です。
つまり、、
道具は人と犬とのコミュニケーションを助けるためのものです。
本記事では、
犬のしつけ道具を使って得られるメリットとデメリットをプロのトレーナーである私が丁寧に解説していきます。
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犬のしつけ道具を使って得られるメリットとデメリット
私がしつけがうまくいってない飼い主さんからご相談を受けるとき、どのような方法を実践しているか聞いています。
これまでに出会った指導者にもよると思うのですが、多くのトレーナーや訓練士さんは、しつけやトレーニングになにかしらの道具を使います。
もちろん、私も場合によって使うこともあります。
トレーニング用の首輪やリード、水スプレーやジャラジャラなる缶などいろいろあります。
きちんと説明をしない場合、
- 「あ、この人道具を売りつけようとしているのかな?」
- 「教室は無料だけど、これ買わなきゃダメってこと?」
とちょっと不信に思ってしまったりすることもあるようです。
正直なところ、道具がなくてもしつけはできます。
でも、ここで勘違いしてほしくないのは、道具は犬のためでなく、飼い主である人のための道具であるということです。
散歩中にやる気満々で吠えている愛犬で悩んでいるとして、
そんな犬にいくら、「吠えなくていいのよ」「ダメ!!」なんて言ったところで吠え止まないことは簡単に想像できるでしょう。
それは、犬たちに私たち人間の言いたいことは伝わっていないからなのです。
道具は人と犬とのコミュニケーションを助けるためのものです。
私たちと犬の言語は、共通ではありませんからね。
トレーニング経験を積んでいると、吠える犬に向かって「NO!!!」「やめないさいって言ってるでしょ!!!」
犬があまりにも言うことを聞かないと、人もどんどん熱があがってしまって、犬も人も吠えてるなんて光景が目に浮かびます。
しつけの目的は、信頼と尊敬を得ることです。
犬に対して感情的になった状態では、残念ながら望んでいる結果は得られません。
せっかくしつけをしているつもりでも、望んでいる結果は得られにくい上に、犬との関係をこじらせてしまいます。
残るのは、犬を怒鳴りつけてしまった罪悪感と、犬をしつけられなかったという自己嫌悪。
道具を使うことで、犬に人側の伝えたいことが伝えやすくなるのです。
また、道具を使うことでしつけの結果に変化が見られる確率は上がるでしょう。
しかし、使い方や使うタイミングを間違えてしまっては、興奮をさらにあおって問題を悪化させたり、犬に痛みを与えてしまうこともあります。
ですから、その場合プロのトレーナーから指導を受けることをおすすめします。
そして、何よりもご自分が納得してから使うことが大切です。
犬の吠えを抑えるしつけ道具は有効なの?
私は以前、吠えで悩む飼い主さんのカウンセリングをさせて頂きました。
その方は、数ヶ月前にペットショップから柴犬を購入し、家族として迎え入れました。
子犬の時期ともあって、まだまだ遊び盛りで散歩中や来客の際には、ものすごい吠えて誰にも止めることができなったのです。
私が家の中に入ると、犬はずっと私に向かって吠え続けます。
玄関で私と飼い主さんが話している間もずっと吠えています。
飼い主さんは私が教えたやり方で、必死に犬の吠えを止めようとしています。
5秒くらいなら吠えが収まりますが、小さく唸り続けています。
犬の興奮が収まったとか、警戒心がとけたというわけでもないので、私が一歩でも動こうもんならギャンギャン吠え続けます。
この繰り返し。
私が木のように直立不動で立っていたら、5秒くらいなら我慢できる程度です。
と飼い主さんは困り顔でお話しされていました。
しかし、玄関には未開封のペットコレクターがありました。
ペットコレクターとは、赤い色のスプレー缶で押すと空気が勢いでよくでてきて、プシューという大きな音もします。
これは犬の興奮を抑え、対象物から意識をそらすことを教える道具です。
例えば、散歩中に他犬に吠えることが問題な犬がいた場合、興奮状態が1〜10まであるとしたら、
1が他犬の存在に気付いたとき、10が距離も近づきすれ違おうというときに燃え盛る炎のごとく吠えている状態のときだとしますね。
このスプレーはを使うのは、興奮状態が1〜2のときです。
そして、意識が他犬から離れたときに、「NO!」と言って言葉と関連付けをさせていくんですよね。
犬にもよりますが、効果は見られやすい道具です。
ただし、この道具の使い方やこの道具が犬の心理にどんな影響を与えるかを詳しくないと、しつけの知識がない方が使っても効果は発揮できないでしょう。
そんな状況の中で使っても、その道具はただ吠えた犬を罰するだけの暴力的な道具に成り下がってしまいます。
そして、なにより飼い主さんがこの道具を罪悪感と共に使うことで、飼い主さんの弱い部分を犬に見せることになり、関係は悪化していくでしょう。
まとめ
しつけに使われる道具は、”使えば一発解決”ということではありません。
使い方や犬の心理を理解して、さらには飼い主さんが自信を持って使えるものであることが大切です。
道具に頼りすぎることなく、きちんと目の前の犬の様子を観察し、適切な使い方をしていきましょう。
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